
京都で見つけた、抹茶大根
出会いはホテルの朝食でした。お漬物バーに並んでいた抹茶色の大根。食べてみると、パリッと心地よい食感。抹茶の風味は強くありませんが、大根のおいしさを邪魔せず、自然に調和しています。後日、お土産売り場で同じ商品を見つけた私は、迷わず買い物かごへ入れていました。
抹茶味だから買ったのではなく
この商品を食べていて面白いと感じたのは、抹茶味だから買ったのではないということです。おいしいお漬物だから買った。その結果、気づけば抹茶も一緒に楽しんでいた。ここに、気づきがありました。
文化は暮らしの中で育つ
茶葉は健康にいいから食べましょう、と呼びかけるだけでは、文化にはならない。文化は、毎日の暮らしの中で自然と繰り返されることで育っていくもの。抹茶大根は、京都らしいお土産として成立し、おいしいから選ばれる。そして、その中に抹茶が自然に溶け込んでいる。食べる人は、抹茶を摂取しようと意識しているわけではありません。それでも、抹茶を楽しんでいます。
主役は?
文化を広める主役は、シンプルに、商品なのかもしれない。思わず手に取りたくなるおいしい商品があること。その積み重ねが、新しい食文化を育てていくのだと、抹茶大根から学びました。