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忘れていた、最高の相棒

忘れていた、最高の相棒

約240年続く佃煮専門店 新橋玉木屋で、煎茶と佃煮を使った料理をいただきました。長い歴史の中で受け継がれてきた味を楽しみながら、自分で煎茶を淹れる時間も用意されていて、お茶と料理がとても自然に寄り添っていました。 そしてお茶を飲み終えたあとに茶葉を出していただきました。味付けは、江戸時代から伝わる調味料「煎酒」。茶葉の風味を生かしたやさしい味わいで「最後の一葉まで楽しむ」という日本茶の魅力を感じる一皿でした。

一番身近な相棒を、忘れていた

そのとき、私はひとつのことに気づきました。ここ数年、日本茶を楽しむために各地を巡り、和菓子やアフタヌーンティー、お茶スイーツなど、さまざまなお茶活をしてきました。でも、気づけば私の頭の中から「佃煮」という存在がすっかり抜け落ちていたのです。考えてみれば、お茶と佃煮は昔から日本人にとっての定番の組み合わせでした。温かい煎茶をすすり、ご飯に佃煮を添える。あまりにも当たり前だったからこそ、その価値を意識することがなかったのかもしれません。

新しさと、思い出すこと

文化は、新しいものを生み出すだけでは育ちません。昔から受け継がれてきた良い文化を思い出し、その価値をもう一度見つめ直すことも大切。玉木屋でいただいた一杯の煎茶は、忘れていた大切なことを思い出させてくれました。これからも、お茶と料理の相性を楽しみながら、日本茶を「飲む」だけでなく「食べる」文化へとつながるヒントを探していきたいと思います。

【お茶活メモ】新橋玉木屋(東京都港区)

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