
メニューに載っていないお茶
和食屋さんで食事をすると、最後に温かいほうじ茶が運ばれてきます。注文したわけでもなく、メニューにも載っていない。それなのに初めて入るお店でも当たり前のように出てきて、私たちも当たり前のように飲んでいます。その一杯を飲みながら、なぜ食後のお茶だけはメニューに載っていないんだろう、と思いました。
当たり前が、価値を見えにくくしている
料理は一品ずつ選ぶのに、お茶だけは選ぶこともなく、サービスとして提供されます。それはきっと、食後のお茶が料理の締めくくりとして、日本の食文化に自然に溶け込んでいるからなのでしょう。でも、その当たり前が、日本茶の価値を見えにくくしてしまっていたら...?
お茶は、料理の最後の一品
日本茶を研究するようになってから、私は食後のほうじ茶を見る目が変わりました。料理との相性や濃さや香ばしい香り、たくさんの魅力があり、飲みやすくてとにかく美味しい。海外からも大注目されているお茶です。
食後のお茶を選ぶメリット
コーヒーや紅茶を選ぶように、食後のお茶も、今日はほうじ茶にしよう、とか、今日は煎茶にしよう、と選べたら、食事はもっと楽しくなるかもしれません。海外のコース料理などでは食後のドリンクを注文することは珍しくありません。日本でも食後のお茶が一つの商品として楽しまれることがあってもいいように思いました。