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りんごのお菓子と煎茶チョイス

りんごのお菓子と煎茶チョイス

とある日のおうち茶と合わせたのは、薄紅というお菓子。りんごを使った和菓子なのかな、と思って見てみると、なんとりんご100%のグラッセ。薄く切ったりんごが、そのままお菓子になっているようです。さて、これにはどんなお茶を合わせよう。

フルーツなら、浅蒸し煎茶?

最初に浮かんだのは、浅蒸し煎茶でした。りんごの香りを楽しむお菓子なら、お茶も香りのあるものがよさそう。深蒸し煎茶のしっかりした味よりも、すっきりした浅蒸しの方が合いそうな気がしました。あくまでこれは、私の直感です。でも、お茶を選ぶときは、こういうなんとなくも意外と大事なのかも。

りんごから、神奈川県を思い出す

そこからもう一つ、連想が広がりました。以前、神奈川県でもりんごが栽培されていると聞いたことを思い出したのです。それなら、神奈川県のお茶を合わせてみようかな。手元にあったのは、神奈川県産の、むさしかおりという品種のシングルオリジン。りんごのお菓子を見て、浅蒸し煎茶を思い浮かべ、そこから神奈川県のお茶へ。こうして考えてみると、味だけではなく、土地や記憶までつながってお茶を選んでいました。

一煎目は70℃、二煎目は80℃

一煎目は70℃で淹れてみました。口に含むと、香りがふわっと広がります。薄紅のりんごらしい甘さと、お茶の香りがきれいにつながって、おいしい。二煎目は少し温度を上げて80℃に。こちらも香りがしっかり感じられて、りんごのお菓子によく合いました。一煎目と二煎目で少し表情が変わるのも、煎茶のおもしろいところです。

正解を探さなくてもいい

りんごにはむさしかおりが合う、という知識があって選んだわけではありません。りんごだから、香りのある浅蒸しがよさそう。りんごといえば、神奈川県でも作られていたな。じゃあ、神奈川県のお茶を合わせてみよう。そんなふうに、自分の中にある小さな知識や記憶をつなげて選びました。そして、実際に飲んでみたらおいしかった。

食べ物を見て、土地を思い出したり、香りを想像したりしながら一杯を選ぶ。そんな感覚でお茶を楽しめるようになってきました。

【お茶活メモ】おきな屋(青森県青森市)/ 煎茶堂東京(東京都中央区)

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